左肩の痛みと右の股関節が歩くときに痛い60代女性


問診
左肩周りの痛みと右のおしりの下のほうが痛い。体重を乗せた時がとても痛くて力が入りにくい。そんな主訴がありました。様々な問診の中で、夜間帯の中途覚醒、腰の違和感、慢性的な肩こり、イライラなどの複数の症状がありました。時系列に並べていくと、3回の出産経験、産後特別なメンテナンスもなく経過し、30代後半からぎっくり腰を数回経験されてありました。特に慢性的な痛みは肩こり腰痛、不眠があり、特に現在は左肩の違和感と、右臀部の荷重時の痛みが自覚症状としてはありました。

評価
まずは睡眠状況、排泄状況、痛みの程度、さらに関節可動域や呼吸状況、脈拍、自律神経測定器を評価します。呼吸は胸郭優位で呼吸補助筋を使いやすいパターンでした。脈診では正常な不整脈を感じれず一定のリズムで副交感神経の活動度の低下を感じました。自律神経測定器では
交感神経:副交感神経バランス57:43
交感神経:副交感神経活動度4.0:3.0
いちばん酷い痛みを10とした程度の評価としてNRSを用いた。前回→今回→施術後
左肩の痛み10→3→1
右臀部荷重時痛0→10→0

施術
脳疲労ケア
呼吸へのアプローチ
脊椎の可動性
筋膜ケア
90分コースで最後は?
あーきもちよかったー。あ!右足の痛みがない!と、喜んで帰られました。
効果判定

施術後の変化

右足の荷重時痛は消失したまま経過することが出来ているようです。睡眠の質やイライラ感は本人の自覚は内容ですが家族とのコミュニケーションの状況からかなり穏やかに過ごせてある様子が伺えます。
さいごに
今後のフォローアップとして、疲労感の出ない程度の運動習慣が副交感神経の活動度を高めると共に夜間帯の不眠や中途覚醒に改善が見られ、生活の質があがり、若々しく歳を重ねて地域の活動、家族と思い出を沢山作ってほしいです。ずっとずっと元気でいてください。実は私のお母さん。来てくれてありがとう。