ガスだまりが気になって授業に集中できません。

目次

事例紹介:過敏性腸症候群のガス型

こんな経過と症状でお困りでした。

頑張り屋さんの女の子。
転勤族で、引越しをするたびに環境の変化に慣れることに頑張っていた。幼少期から胃の不調があったけど、中学生,高校生になる頃からガスだまりの腸の症状に移行。
授業中や集会で,後ろに人が来ることが不安になり、緊張してさらにガスが出てしまう。
呼吸も浅く、常に不安感があり、初回は胸周りを触れるだけで痛みが走っていた。
顔の強張りもあり、表情は乏しい。お腹周りは過敏で触れるとこそぐったい感覚や痛みや敏感さが著明だった。

経過と現状

今回で5回目の介入。
肋骨付近の痛みは和らぎ、お腹周りも触れれるようになってきた。
うつ伏せの脳疲労ケアでは、しっかりと微睡状態となり、施術後は胸郭の広がりや笑顔が増えた印象。
感想として「ガスの変化は感じ取れてはいないけど、こんなに自分の体が硬いことを知れた。」
「これから施術で未来がに希望が持てた。」
と、四方八方の状態から少し未来への希望を持てたとのこと。
そこから初めて今後の目標について言葉が出てきた。
「症状が軽減したらお友達とディズニーランドに行きたい」と。
とても大きな変化で、表情や呼吸への変化が見える。
筋膜ケアでは,全身の浅筋膜の硬さが著名で触れることも難しかったけど、徐々に体性ー内臓反射の反応が早くなり、上腹部エリアの側方ユニットで胃腸の蠕動運動音がなりだすようになる。
最近は下痢気味とのこと。
ガスだまりの程度も変わりないとのことだが、明らかに浅筋膜のやわらかさは出てきている。

今後の展望

継続した介入で、生活面,メンテナンス面からアプローチ継続させていただけることに感謝。

生まれ持った気質と精神的ストレス、環境因子や成長過程による内分泌系の変化などから症状が悪化化している状況。もともとの胃の不調から腸の不調に変更し、内臓全体の不調に変わり、筋膜の影響で内臓-体性の関連で脊椎周りの硬さや腹部周りの筋膜の硬さにより、悪循環が生まれている。呼吸の浅さや周囲の反応による影響でさらに症状悪化している状況。内科的にも問題ない、内臓機能も問題ない、精神的な問題とされ、どう動いていいかわからず、さらに不安が増強していた。

そのためその循環を断ち切ることが必要。
継続して、問診カウンセリングを続け、関係構築を図り、筋膜からの介入と脳疲労ケアからの脳波を落ち着かせる施術を継続して行い、徐々に脊椎周りの可動性、呼吸の深さ、笑顔、考え方や捉え方の癖を変化するなど、根本的な改善を目指して、施術を定期的に行うことが改善の糸口になっていくと確信する。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

とみー

彌永 登美江のアバター 彌永 登美江 自律神経ケアセラピスト

笑うことが好き、多動傾向、物忘れが多い、計画立てるのが苦手、しようと思ったらすぐ動くけど疲れやすい、自分に甘い、みんなで過ごすのも好きだけど一人の時間も必要、一生懸命が好き、意外と真面目、すぐ感情移入しやすい、涙もろい。

目次