なんでこんなに、イライラするの?不安になるの?原因はあなたのせいではない!

目次

1.はじめに。

2.なんで?イライラ不安ソワソワするの?(原因と心と体の仕組みは?)

3.対処方法は?

4.こんな時は要注意!

5.さいごに。

1.はじめに。

なんだかわからないけど。

小さいことでイライラしてしまう。

不安になる。

些細なことが気になって眠れない。

そんな経験はありますか?

また、今、そんな状態にありますか?

そんな時に自分を責めてしまう、なんてことありませんか?

体と心の仕組みを理解すれば、自分のせいではなくて、症状の可能性であることがわかる。

わたし自身この事に救われた1人です。

その事を知れば改善したければ

「改善できるかも知れない。」

そんな希望を持てることがしあわせでした。

2.なんでイライラ不安ソワソワするの?

(原因と心と体の仕組みは?)

慢性的なストレス、急性ストレスによる

心と体の反応

まずは、自律神経の交感神経系について。

ある刺激(ストレッサー)をうけ、反応する事をストレス反応といい、その状態のことをストレス、と呼びます。

ストレス反応で交感神経が高まった時は、天敵に対して、逃げるのか?戦うのか?を瞬時に判断して体を動かすために、様々な反応がおきます。

目はぎらつかせ

ぎゅーっと全身の筋肉に力が入り、

末端の手足には血流を届けず

内臓機能はお休みしてもらい、

緊張感たっぷりの冷や汗をかき、

心臓はドキドキと脈をうち、

血圧も上げて、糖の排出を促す!

この反応は自律神経系の反応で上記の図のように、アドレナリンノルアドレナリンの働きにより全身に素早く反応をおこしてくれます。

そんな反応のなかで、脳の中ではどんな反応がおきてる?

脳機能では?

脳は3層構造になっています。

①生きるために必要な、呼吸、体温、平衡感覚姿勢維持、嚥下、意識レベルなどのコントロールを行う、脳幹。(間脳:視床、視床下部、脳下垂体、中脳、橋、延髄)

②感情や記憶、食欲や性欲、快・不快、怒り・驚きなどの情動を司る、大脳辺縁系

③社会性や様々な複雑な感覚の統合、ものを知覚・思考・判断するなどをおこなう大脳新皮質

これらは、奥の方から発達していき、最終的には前頭葉は20歳ごろまで、人間らしさは発達していくと言われています。

それぞれ単独で活動することはなく、神経のネットワークによって働き、外部環境や内部状況に応じて反応は変化していきます。

反応や行動に移すまでには様々なネットワークによってですが、

体の感覚や内臓の感覚、五感を通して、

嗅覚以外は視床と言われる様々な感覚の通り道で、

「こんな刺激が入ってきたよー」

と前頭葉におくり、

前頭葉が社会的に統括し判断して、

どうするのかを指令を出していきます。

特に大脳辺縁系は

今回は、イライラの原因のほんの一部の可能について。

過度なストレスや長期化した慢性的ストレスをうけると、

前頭葉の社会性や抑制機能が低下し

内部の大脳辺縁系や脳幹の機能が暴走しやすくなってきます。

前頭前野の血流量低下によって、

働きが低下するためです。

大脳新皮質、特に前頭葉による抑制が困難となると、

大脳辺縁系の暴走が始まり、

脳幹に「もっと頑張れ!危ない!逃げるのか?戦うの?」

と指令を出し続けてしまいます。

だから大脳辺縁系の扁桃体等が敏感になり、

イライラ、不安感が強まってしまう。

こんな反応、症状なんです。

だから!

そんなときは?

疲れてるよ!

前頭前野の機能が低下してるよ!

イメージ

って教えてくれていることに気づいてほしいんです。

扁桃体とは?

快や不快を感じたり、恐怖体験の記憶は不快な刺激として記憶されるため、これまでの経験が敏感に反応してて、過去の記憶をもとに、

危ない!恐怖よ!こわい!不安!逃げて!戦って!

の反応を前頭前野と深く繋がり、

その情報は、

脳幹におくって、ストレス反応としての活動を促しています。

交感神経系ではアドレナリン、ノルアドレナリンを活性化させ、上のような反応がおき、戦うか逃げるのかの反応をおこします。

またもう一つの経路として、内分泌系ではどんな流れ?

視床から視床下部、そして脳下垂体へと指令(ACTH副腎皮質刺激ホルモン)がいき、

内臓さん(副腎皮質)がんばれー!

さあ!ストレス反応のホルモン(コルチゾール)をしっかり出して!!と。

コルチゾールの作用として、

①肝臓での糖の新生

筋肉でのたんぱく質代謝

脂肪組織での脂肪の分解などの代謝促進

④抗炎症および免疫抑制

簡単に言えば、

戦えるために、逃げれるように!

エネルギー源を確保する事!

怪我に強くなる!

こんな働きですね!

まずは肝臓で糖をつくり、もっとエネルギーがいるよ!って事で、

筋肉からはタンパク質を、

脂肪からは脂肪を代謝してエネルギーに変えています。

また、戦った時に怪我したりしてもすぐに回復できるように、

炎症を抑える反応と、アレルギー反応を抑制する働きがあるようです。

図でまとめると。

3.対処方法は?

ではでは?どうすれば良いの?

イライラのサインを理解できたあなたはラッキーです!!

まずは今の自分をみつめてみて下さい。

結果を求める前に、

今を知ることが一番大切。

インターネットですぐに検索して、答えを見つけることができる時代なので、陥りやすいのが、自分との会話ができないこと。

内観ができない事。

だから今から下の質問を自分自身に投げかけてみてください。

①見た目の姿勢はどう?

仰向けやうつ伏せにねて、浮いてるところがあって、痛いところや枕がないと寝れない、なんてことはない?

②睡眠はどうかな?すぐに寝れる?途中でおきる?早く目が覚める?寝起きはスッキリ?

③食欲はどうかな?食べ過ぎるなんてことは?砂糖や小麦粉ばかりが食べたくなる?

④胃もたれや逆流感はある?

⑤排泄はどう?毎日排便がある?形は?苦しい?排尿は?頻回?残尿感がある?

⑥月経がある方は、生理前後の不調はある?生理痛は?

⑦タバコやお酒、お菓子、カフェインなど嗜好品や、内服の量が増えた?

⑧なんか普段の生活の中に、心がモヤモヤする出来事や場所がある?

⑨衝動的な買い物、暴飲暴食、喧嘩、ものを壊すなど物に当たる行動が増えた

⑩大きなストレスが過去にあり、消化できずにそのことに蓋をして振り返ることができなかったり、記憶がなくなってたり、そんなことはある?

上の質問であてはまるのは?

When(いつ)いつからそうなった?

Where(どこで)どこでそうなる?

Who(誰が)だれが?だれといて?

What(何を)何をしてる時?

Why(なぜ)なにがきっかけで?

How(どのように)どのような反応で?どのような環境で?

そうやって、誰とでもなくて、自分自身と会話する。

きっと上の質問をしていく中で色々な振り返りができてきますよね?

顕在意識として自分でわかってくることもあると思う。もしくは見えてこないこともあっても、潜在意識の中に隠れていることも。

まずは今を知る。

そして、まだ難しい場合には、人を頼る。

心許せる人に。できれば第三者がおすすめ。

そしてそれと並行して脳を休める活動をしましょう。

おすすめの行動は?

瞑想、ヨガ、ストレッチ、散歩、深呼吸、良質な睡眠、心地よい空間、好きな自然な香り、自然と触れ合う土いじり森林浴

ただ次の項目までしっかりみてください!

4.こんな時は要注意!

受診のタイミング

以下の症状が1〜2週間続く時は1人で抱え込まず誰かに相談、専門家にみてもらうことをおすすめします。

早めのケアが予後を大きく変える。

体の症状

①中途覚醒、入眠障害などの睡眠障害

②慢性的な食欲不振

③慢性的な倦怠感や疲労感

④動悸や息切れがする

心の症状

①うつ状態が2週間以上続く

②集中力、思考力の低下

③意欲低下、何もしたくない

④趣味やレジャーの楽しいはずのことをしても楽しくない

⑤イライラや不安が消えない

⑥死にたいと感じる

⑦人と会いたくない、家から出たくない

5.さいごに。

image

いろんな病院で、問題ないって言われたり、対処療法の内服だけの処方だった時は、是非是非体のメンテナンスに行ってみてほしい。

触れてもらうだけでも内分泌系の作用が働いたり、自律神経系の反応で体性ー内臓性の反射がおきたり。様々な効果がある。

信頼できるとセラピストがいたら、心も体もメンテナンスすることが近道です。

脳疲労ケアで脳波をシータ波に。

筋膜ケアで体性ー内臓性の反射を利用した内臓ケアを。

整体で関節や筋肉の動き、脊椎の動きを引き出して、楽な姿勢を獲得して。

あなたらしさを全力で応援して。

あなたらしい人生を謳歌できるように。

そしたら、自分が整い身近な家族も笑顔になる。不思議な好循環のスタートです。

最後まで。呼んでくれてありがとうございました。

事例紹介

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thank you

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